-由良町の絶景を味わう3缶-
ゆらの朝日・ゆらの夕日・ゆらの星
開発者レポート
疲れを癒すミルク味(朝日)
朝日に照らされた白い石灰岩が特徴の白崎海岸をイメージ
気分さっぱりみかん味(夕日)
日本の夕日百選の一つとなっている白崎海洋公園の夕日をイメージ
小腹の空きにコクうま味(星)
由良町の澄んだ夜空に浮かぶ数々の星をイメージ
キャンディは分けやすく身近なお菓子ですが、一方でお土産として同じ味をずっと食べるのは飽きるかもと手をのばしにくくもあると感じていました。
いろんな味のアソートもあるけど結局は自分好みの味を優先して食べて、少し苦手なものは残ってしまう。そんなイメージです。
美味しそうだと思っても飽きるかも・・で躊躇してしまったり、買ったものの残してしまって廃棄する、それはとてももったいないことです。
今やお土産づくりにおいて廃棄するものを減らすことはSDGs「つくる責任」の観点からも重要なこととなっています。
1缶に1種類ずつではなく、1缶に3種類の味のキャンディを入れ、それぞれ分量
の異なる3缶を開発しました。
飽きずに複数の味が楽しめる、しかも自分が好きな味が多く入っているなら、
好きな味を楽しみつつ他の味も気分によって楽しめて結果的にちょうど上手く
キャンディが残らない形になればと考えました。
1缶にミルク味、みかん味、コクうま味の3種のキャンディが入っていますが、商品によっ
て分量が異なります。
ミルク味のキャンディが多め
みかん味のキャンディが多め
コクうま味のキャンディが多め
和歌山といえばみかん!由良町には早い時期に採れるのに糖度が極めて高い「ゆら早生」やえぐみが少なくうま味のある「さつき八朔」といった由良町で生まれたブランドみかんがあります。夕日のようなみかん味のキャンディにはこのような由良町の自慢のみかん果汁を使用しています。
そして由良町の空に輝く星のような模様が入ったコクうま味には・・・なんと由良町でとれたワカメのチップが入っています!実はきっかけは現地の方の「ワカメ入れたらいいんちゃん」の何気ない一言。そこからスイーツとしてワカメを使用することで、ワカメの活用の幅を広げ、それが由良町の漁業の発展と継続の一助となるかもしれないと試作してみることに。キャンディとしてちゃんと甘いけど少し出汁っぽい、でもあまじょっぱいわけではなく、決して磯っぽいわけでもない、ワカメのコクが効いたうま味のある味。
キャンディ工場も初めての試みとなったコクうま味はどこにもないオリジナルの味として完成しました。開発者自身もお気に入りの味となったので是非とも一度食べてみてほしいです。さらに、由良町のオリジナルのもの、それでいて飽きずに食べてもらうには皆が好きな味も必要。調べてみるとフルーツ味やミルク味は人気の味だとわかりました。
最終的には、この由良町の名産を全面に出した特徴ある2つの味に、敢えてタイプの違うミルク味も加えることで飽きの来ない3種のアソート缶を実現しています。
3つの缶の裏面にはそれぞれ異なったイラストが入っています。
由良町の農園でみかんの収穫をする農家の方、海辺で釣りを楽しむ釣り人、マルシェでのみかん販売と子ども達。
朝日、夕日、星の順で缶を並べてみるとみかん農園から転がりマルシェへ向かうみかんのイラストに気づいてもらえるかと思います。
皆さんに由良町のおいしいみかんを届けたい、思わずみかん自ら皆さんのもとへ駆けていくぐらいの熱意と美味しさが届けばいいなと思います。
元々は、車やバイクの運転で立ち寄りくださる方が多い由良町なので、このような由良町に来ていただいたみなさんに向けて、運転時の気分転換や疲れを癒すようなものになればというコンセプトがありました。
一方で、自分以外の方へお土産を買う場合は、相手のことを考えて選ぶ時間も楽しい旅の一部だと考えました。
「あの子は最近仕事が大変そうだし、疲れた時に甘いミルク味が多い缶をあげたら少しでも癒しになるかな。」
「あの子はいつも遅くまで勉強しているし、小腹が空いた時にコクうま味を食べてもらうともう少し頑張れると思ってもらえるかも。」
「食後に必ず口直しに何か食べている職場のあの人には、みかん味が多い缶でさっぱりとしてもらおう。」
このような事を考えて選ぶお土産はきっともらった人を嬉しい気持ちにすることと思います。また、お友達間で旅をシェアするように、旅のエピソードと共に裏面のイラストでちょっとした繋がりを感じてもらえたら、お土産渡しの時間も良い旅の締めになるのではと思っています。